「どうして赤也は、そんなに身長を気にしてるんだ？」

「どうしてって、そりゃぁ……目線は上か一緒がいいッス」

「目線なんて合わせればいいだけじゃないか」

「見上げるのがヤなんですよ、なんか負けてるみたいで」

「……？　テニスは身長でやるものじゃないよ？」

「いや、そういう意味じゃなくってッスね」

「それに、そのうち赤也も背が伸びるだろうし」

「それは当然ッス」

「じゃぁ大丈夫だ。　それまで俺は下を向いて歩いていくから」

「！」

「な？　赤也」

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幸村に（赤也のために）「下を向いて歩いていくから」って言わせたかっただけです。
それ以上でも以下でもない。