小ネタぶっこみ場 ハロウィンシェレム2017(ぷよぷよ) 忍者ブログ
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 その日、そいつと会ったのは夕暮れ時だった。
 会う約束などしていないが、そのうち会うだろうとは思っていた。
 今日が何の日かくらい知っている。こどもが家を訪ねて、いたずらするぞと脅しながらお菓子をねだる日だ。お菓子を配り歩くことが趣味のようなレムレスにとって、今日という日を待ち望んだことだろう。

「今日ずっと探していたのに、姿を見なかったからね。やっぱりここだった」

 俺はそういうめんどくさい行事が好きではない。自身が童であったのなら、あるいは喜んで悪戯に精を出したかもしれないが、今は闇の魔導師だ。

「今日みたいな日に外に出ていられるか」

 そういう顔をしていたつもりなのだが、恐れもせずレムレスはにこにこしながら近づいてくる。

「と、いうことは、シェゾ。今日が何の日か、君は知っているね?」

 瞳は見えないのに、その瞳がキラキラと輝いているのがわかる。知らないわけがないだろうに。腕に下げられた奴の籠には、まだお菓子が潜んでいるのだ。
 しょうがないから罠にかかってやることにする。
 しかし、闇の魔導師はただ奪われるだけではないのだ。
 
「Trick & treat!」

「……ん? 両方??」

「そうだ、どっちもだ!」

「シェゾは欲張りさんだね~」

「今更だろ」

 レムレスは籠の中からお菓子を取り出し、手渡しながらはにかむ。

「お手柔らかにね」

 その言葉とともに、今年の彼のハロウィンは終わった。




という感じの妄想をしてました。2017年版!(笑)
レムレスはこういうイベントごとが好きそうだけど、ハロウィンが一番好きそうですよね。
なんで今年はぷよクエで復刻してくれなかったのでしょう。ざんねん~

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