ひなさんの小説以下の小ネタを放置するところ ↑旧 ↓新
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私はね、この世に生まれた事自体、不幸だったのですよ。
体の弱かった母親の命と引き換えに生まれた私は、父の憎悪の対象でしかなかった。
努力は報われるなんて、勝者の幻想だ。
どれだけいい子にしたって、どれだけ賢くなったって、恨みの籠った眼指しはかわることはなかった。
もとより明るいとは言い難かった性格は更に波紋を呼び、学校では苛められた。
ああ、この世はなんて無情なんだろう。
生きる価値すら見出だせず、灰色の世界を見ていた。
初めて世界に希望が持てた日は、忘れることはない。
ネビリム先生……初めて理解し、希望をくれた聖母のような女性だった。
束の間の幸せは終わりそして絶望することになる。
こんな世界、どうにでもなればいい。
預言なんて、消えてしまえばいい。
そうしたら、幸せになれるかもしれない。
この頃、こういう話ばっか書いてたようです。暗いw
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