ひなさんの小説以下の小ネタを放置するところ ↑旧 ↓新
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その日、そいつと会ったのは夕暮れ時だった。
会う約束などしていないが、そのうち会うだろうとは思っていた。
今日が何の日かくらい知っている。こどもが家を訪ねて、いたずらするぞと脅しながらお菓子をねだる日だ。お菓子を配り歩くことが趣味のようなレムレスにとって、今日という日を待ち望んだことだろう。
「今日ずっと探していたのに、姿を見なかったからね。やっぱりここだった」
俺はそういうめんどくさい行事が好きではない。自身が童であったのなら、あるいは喜んで悪戯に精を出したかもしれないが、今は闇の魔導師だ。
「今日みたいな日に外に出ていられるか」
そういう顔をしていたつもりなのだが、恐れもせずレムレスはにこにこしながら近づいてくる。
「と、いうことは、シェゾ。今日が何の日か、君は知っているね?」
瞳は見えないのに、その瞳がキラキラと輝いているのがわかる。知らないわけがないだろうに。腕に下げられた奴の籠には、まだお菓子が潜んでいるのだ。
しょうがないから罠にかかってやることにする。
しかし、闇の魔導師はただ奪われるだけではないのだ。
「Trick & treat!」
「……ん? 両方??」
「そうだ、どっちもだ!」
「シェゾは欲張りさんだね~」
「今更だろ」
レムレスは籠の中からお菓子を取り出し、手渡しながらはにかむ。
「お手柔らかにね」
その言葉とともに、今年の彼のハロウィンは終わった。
という感じの妄想をしてました。2017年版!(笑)
レムレスはこういうイベントごとが好きそうだけど、ハロウィンが一番好きそうですよね。
なんで今年はぷよクエで復刻してくれなかったのでしょう。ざんねん~
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